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心意倶楽部 技術修得の手引き

心意倶楽部では、学習者(心意倶楽会員として登録した方)に目録を交付し、その内容に沿って教授をおこないます。松山および東京/関西など、学習するイベントや地域を問わず統一します。教授は中国王映海一族より認定された心意伝人および教練があたります。教授内容は倶楽部と学習者が共有管理し、中国王一族に逐次報告します。教授満了もしくは学習を停止した時点で教授内容の精査と点検をおこないます。王映海一族発行の教授修了書を、技法名を列挙記載し、拳譜(伝書)として学習者にお渡しします。参考教材として、2種類のDVDプログラムがあります。「販売コーナー」より、お求めになれます。


◆ 心意倶楽部目録

○身体調整

三節功/通臂功


○戴式心意(単式)

1丹田功 2虎歩 3寒鶏歩 

閘勢系(4臥虎膀/5不来顧手/6螳螂手) 

四把系(7六合勢/8斗手/9挑領/10鷹捉/11斬手) 

五行拳(12劈/13崩/14炮/15横) 

十大形(16龍/17虎/18猴/19馬/20鶏/21蛇/22鷂/23燕/24鷹/25熊) 

七拳五膀系(26連珠炮/27追風炮/28掘地炮/29犁行膀/30裏風膀/31人字膀/32波落膀)

小七形系(33猫/34牛/35蜻蛉) 

三拳系(36裏拳/37鑚拳/38践拳) 

歩法系(39箭歩/40車輪歩) 

双把系(41双把/42楼把) 


○補足技法(43〜)


◆ 心意倶楽部の方針と展望

心意倶楽部では、戴式心意拳の真伝を目的としています。真伝とは、単なる技の形や興味本位の情報によって、浅い理解で満足することを目指すものではありません。しかるべき正統性や系統性に裏付けられた純度の高い伝統武術を自らの身体の中に生かしていくこと、そして忠実にその姿を後世に伝えていくことを目的としています。これまで戴式心意拳は、その目的に頑ななまでに忠実であったため、その原型を保ちつつ、数百年の歴史と国境を超えて、人間同士の絆によって静かに受け継がれてきました。

練習者は心意という基準を以て、大きく視野を開くことができます。戴式心意拳は、人として、生きていくためのツールとしての武術を標榜しているからです。武術とは死を狙うメカニズムですが、同時にそれを体感で知ることによって、「死」と逆の「生」、価値ある生き方を実現するために、武術を最大限に生かしていくことを狙っています。そのため、心意倶楽部では、技術的には妥協は許しませんが、練習者を画一的な価値に追従させるのではなく、練功は各人のスタンスに委ね、各人がそれぞれの立場、それぞれの生き方で、本格的な武術を人生の一部に取り入れていただきたいと考えています。

ゆえに心意倶楽部の活動は、武術以外にも多くの領域に幅を広げ、時には活動の形態や練習者との関係が、社会科学的な様相を呈していくことにもなります。ですから心意倶楽部では、他の武術愛好クラブと一風変わった雰囲気があります。目的は硬派ですが、武術のみにとらわれない楽しみや気軽さを持ち合わせています。多く他派や異種の実践者とも交わっており、外部に対して無警戒ではありませんが、排他的ではありません。

◆具体的な戴式心意拳の学習スタイル

武術の修得には、文化教養/健康増進/防衛護身/自己鍛錬/外の分野への参考など、いくつかの目的が考えられます。しかし、心意倶楽部では別々の方法を採りません。それら全てを一手に引き受けるのは、基本的には同一のカリキュラムです。戴魁~王映海に伝承された心意の学習で網羅します。そのシステムが万能であるということではなく、武術を事象として自己に取り入れて理解する方法はいくつも用意されていない、ということです。まさにそれが伝統です。ある程度の上達ができれば、それぞれに特化していくことは言うまでもありません。また、学習者の年齢やコンディションは最大限に考慮されます。ひとりひとりの、上達を目指した修得が重要だと考えています。

武術の修得は、頭が半分と体が半分です。つまり、「理」としての武術と「事」としての武術と、バランスが取れて両翼を成します。また、運動動作として心意は外見的には単純であって内面的には非常に巧妙で理にかなっています。その面白さを困難を伴いながら追求していきます。また、心意が気功に大きな影響を与えたこと、太極拳などのプロトタイプ(源流)と目されていること、心意ではツボ治療を並行して修得することなど、健康方面での効果や価値は大きな可能性を持っています。また、「心意」の名が示すように、精神的/心理的な要素へアプローチが控えています。身体との調和は、武術の領域にとどまるものではありません。「こころとおもい」をコンセプトにした企画も実施しています。