[ 戴式心意拳DVDガイド 招法 ]
編集
招法を構成するモノ

「不来顧手」の招法として「里門」「外門」「三歩」「開法」を紹介しています。これらは別々の方法/バリエーションを列挙したものではありません。つまり、これらをそれぞれ教授され修得するのではありません。編集の段階でそれぞれの違いを区別してテロップを入れたのです。撮影現場では打ち合わせやリハーサルはいっさいありません。すべて一発撮りです。これが招法の本質といえるかもしれません。相手は動かずに立っているだけ、に見えますが、微妙に立ち位置を勝手に変えています。単一の技法を用いるにしても、いろいろと戦法を駆使しないと成立しません。

それぞれを簡単に解説してみましょう。「里門」と「外門」は相手の構えの内と外という意味です。できるのであれば、外門に入っていけるのが理想です。正面きっての打ち合いはもっとも避けたいところです。心意では直線的にまっすぐ相手に向かっていきますが、歩のコントロールで結果的には外門に立つことを目指します。かなり高等な技術といえましょう。しかし、相手がこちらの思うようにはならないのが前提となりますので、里門に入っていく場合もあります。この場合は相手の出た手に接触していきます。同時に歩が相手の中心に進攻していくところがミソです。「三歩」とは字のごとく、三歩で相手に仕掛けていきます。一歩に一手が原則になりますので、相手との距離を測りながら、拍子を合わせます。具体的な検証はここではしませんが、門派を問わず、三歩以上を進みながら打てることは非常に重要です。「開法」とは相手の構えを崩していく方法を指します。本編では2種類を紹介しています。相手の構えを攻略することは困難ですが、練拳のテーマになり得ます。

豪快でもなく、威力で相手を吹っ飛ばすわけでもなく、淡々と流れる映像ですが、心意の真骨頂が表現されているチャプターといえます。さらに加える要素もありますが、おかず映像に使っていますので、ご覧になってください。

# xinyi : Mar 4, 2005